【ももクロ】佐々木彩夏×三宅宏実が語る「アイドルとスポーツの融合」(画像あり)

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488: 2017/08/02(水) 15:05:41.57
ももクロ佐々木彩夏×三宅宏実
2人が語る『アイドルとスポーツの融合』
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ももクロ佐々木彩夏×三宅宏実 2人が語る『アイドルとスポーツの融合』 - スポーツナビ




内容

ももクロ佐々木彩夏×三宅宏実
2人が語る『アイドルとスポーツの融合』



東京オリンピックまであと3年となった2017年夏。ヨーロッパでは世界水泳、世界陸上が立て続けに行われ、翌18年は平昌冬季オリンピックが開催、19年には日本でラグビーW杯と、3年後の東京に向けて、スポーツの世界的ビッグイベントが目白押しだ。


 日本中がスポーツの話題でますます盛り上がる中、5人組のアイドルグループ『ももいろクローバーZ』(百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れに)が1年ぶりにリリースする新曲『BLAST!』も“スポーツとの融合”がテーマとなっている。ミュージックビデオではももクロのメンバー5人がスポーツ選手に変身し、柔道、フェンシング、ウエイトリフティング、卓球に挑戦。そして、オリンピックメダリストの山部佳苗選手(柔道)や三宅宏実選手(ウエイトリフティング)、織田信成さん(フィギュアスケート)ら豪華アスリートと共演しているのだ。


 今回、ももクロのピンク担当で“あーりん”こと佐々木彩夏さんと、ロンドンで銀、リオで銅と2大会連続でオリンピックメダリストに輝いた三宅宏実選手のスペシャル対談が実現。国民的アイドルと国民的アスリートが語るミュージックビデオ撮影の裏側、意外な(?)あーりんのスポーツの才能、そして「アイドルとスポーツの融合」とは――。


「こんなにスポーツで褒めてもらえたのって初めてなんです」

ウエイトリフティングの才能を認められたあーりん「スポーツでこんなに褒められたの初めて(笑)」
ウエイトリフティングの才能を認められたあーりん「スポーツでこんなに褒められたの初めて(笑)」【写真:坂本清】

――まずは、8月2日に発売される新曲『BLAST!』について教えてください。


佐々木(以下、あーりん) はい。今回のシングルは4曲入っているんですが、その4曲全てがスポーツや試合に関連した曲になっているんです。でも、スポーツをやっていない方でも、例えば受験だったり自分の中の試練に立ち向かうときとか、立ち向かうまでをこの4曲で伝えたいなと思って作りました。今までも応援する曲とかはたくさんあったんですけど、今回の『BLAST!』は応援するというよりは“自分が頑張る曲”になっています。


三宅 すごくカッコいい曲ですよね。ラップのパートとか本当にカッコいいと思います。すごく元気がもらえて、素敵な曲だなと思いました。


あーりん ありがとうございます(笑)。

――佐々木さんご自身としては、自分のパートも含めて「ここを聞いてほしい」という部分はどこでしょうか?


あーりん 今回は「力強く歌うように」と5人とも指示されていて、私は特にせりふっぽいパートだったり可愛いパートがいつも多いんですけど、今回はそうではなくて、ちょっとうなっていたりとか、5人とも力強く歌っているところがポイントです。


――「Over Drive」のところですね。


あーりん はい(笑)。「Over Drive」のところも「もっとうなって! もっとうなって!」って言われて、挑戦しました。


――その「BLAST!」のミュージックビデオ(MV)では三宅選手と佐々木さんが共演されているということで、今回の対談が実現したわけですが、ももクロの中でも特に佐々木さんは“可愛い担当”で……。


あーりん ピンクですから(笑)、ピンク担当なので(笑)。


――はい(笑)、そういうことで三宅選手の前でこういうことを言うのは大変失礼なんですが、そんな佐々木さんがウエイトリフティングをするというのはどのような経緯、理由があったのでしょうか?


あーりん メンバーの中で一番力が強いというか、みんなに「圧が強い」って言われていて、例えば「もぉ〜!」とか遊びで言いながら叩いたのがすごく痛かったりするみたいです(笑)。握力とかもメンバーの中で一番強いんですけど、それのイメージかな?って思いますね。

「本当にお上手でした」と三宅選手(左)の言葉にあーりんも照れまくり
「本当にお上手でした」と三宅選手(左)の言葉にあーりんも照れまくり【写真:坂本清】

――MVでは佐々木さんがウエイトリフティングの選手、三宅選手がコーチとして出演されています。撮影している中での印象に残っているエピソードを教えてください。


三宅 すごくお上手でした。スナッチをする場合、普通の方だとウエイトリフティングの姿勢をとることができないんです、難しくて。でもその姿勢をパッと決めてしまったので、もう言うことがないと言いますか……。


あーりん いえいえ、そんな(笑)。


三宅 本当にお上手だったんです。これは本当にお世辞抜きで、普通の方だったら腰を張れなかったりとか、最初のスタートの姿勢がとれないんです。でも、あーりんさんは最初からきれいに決まっていて、ヒジもグッと「く」の字にしっかり入るんです。なので、バーベルを挙げ終わったときのヒジの位置、形もすごくきれいでしたので、本当にお上手でした。これはすごいな、と感激しちゃったんです。「技術がすごい!」って。他のメンバーの方も挑戦してくださったんですけど、やっぱり最初の姿勢をとるのがなかなか難しかったんです。でも、あーりんさんはパッと決めていたので、そこにビックリしちゃって、「本当に素晴らしい!」って思いました。


あーりん ウエイトリフティングはもちろん初めてで、バーベルを持ったこともなかったですし、姿勢をとったのも初めてだったんです。でも、最初の姿勢をとったところから力が入らないと言うか、実際に最初のしゃがむ姿勢になったはいいものの、「ここからどうやってバーベル挙げたらいいんだろう?」って力の入れ方が全然分からなかったです。そこから三宅選手に教えていただいて、すごいパワーが必要なんだなと改めて感じました。でも、ウエイトリフティングって、見てるだけのイメージだと力ずくで「ハッ!」って持ち上げているのかと思っていたんですけど、実際は力ずくでは絶対に持ち上がらないですし、足のスタンスの広さとか色々と細かい場所や力を入れるポイントがぴったりと重なったときに、グッときれいに挙がるんだなって実際にやってみて感じました。


――もうアスリートみたいな話になってきましたね。


あーりん いやいや、そんなことないです(笑)。


三宅 そうした技術的なこともちゃんと分かっているんだなぁって思いますね。撮影の当日に持ってきたバーベルがたぶん35kgだったかな? それくらいの重さだったんですけど、一般の女性は35kgというとやっぱり相当重たい重量なんです。ですから、いきなりパン!と挙げちゃったらそれこそ本当にすごいことなんですが、それでも両サイドで補助していただきながら、姿勢も込みできれいな形で挙げていただいたのは本当に素晴らしいと思いましたね。挙げている姿もすごく可愛らしかったですし、すごく素敵だなぁって。ウエイトリフティングをやっていただいて、すごく嬉しかったです。


――え? ちょっと待ってください。実際に佐々木さんは35kgのバーベルを挙げている?


三宅 はい、35kgです。


――本当に失礼な話ですが、実際はもっと軽いバーベルっぽいものを挙げているのかなと。


あーりん そうなんです! でも私も“っぽい”やつを挙げるのかなって思っていたら、本当に重いバーベルがあって、さすがに一人では挙げられないですけど、「本当にやるんだ!」と思ってビックリしました!


――ということは、『BLAST!』のMVでは「あのあーりんが35kgのバーベルを挙げている」姿を見ることができるというわけですね。


あーりん そうですね(笑)。まあ、私と“見えない誰か”が35kgを挙げていると。


三宅 (笑)。

あーりん(右)が挙げたバーベルはなんと35kg! ぜひ「BLAST!」のMVでチェックしよう
あーりん(右)が挙げたバーベルはなんと35kg! ぜひ「BLAST!」のMVでチェックしよう【写真:坂本清】

――またMVの見どころの1つとして、佐々木さんが試技を成功させた後にバーベルに抱きつくというシーンもあります。あれは三宅選手のリオデジャネイロオリンピックの名シーンをリスペクトしてですか?


あーりん はい、マネっこしました!


三宅 ありがとうございます。


あーりん 今回の撮影にあたって三宅選手の映像とか他の選手の映像も見せていただいた中で、すごくあのシーンが印象的でしたし、監督も私のぶりっ子しているカットというか、イメージカットを入れてくださるということだったので(笑)、「じゃあ、ぜひ!」ということで、あのシーンを入れていただきました。


三宅 もう、本当にありがたいですよね。嬉しいです。ももクロさんの、しかもあーりんさんですし、ましてたくさんの競技がある中でウエイトリフティングをしていただいて、しかもウエイトリフティングのコスチュームって抵抗があると思うんです。でも、コスチュームを着ていただいて、最後までやりきって、バーベルへの抱擁までやってくださいました。ウエイトリフティングってまだまだマイナーな競技なんですけど、ももクロさんの力って世界を越えるくらい大きいので、これを機にウエイトリフティングに少しでも興味を持っていただける方がいれば、すごく嬉しいなと思いますね。


――それでは、今後は佐々木さんがウエイトリフティングの広報大使として。


三宅 いっぱいファンが増えそうですね(笑)。


あーりん でも、MVがちょっとだけお披露目になったとき、ファンの皆さんの間で「ウエイトリフティングやっていたんだよね」って方がいたりとか、「この持ち上げ方はスナッチだ」とか詳しいモノノフ(ももクロファンの愛称)さんも結構いてビックリしました。


――毎週月曜日に川上アキラプロデューサーが配信している動画の中で「あーりんはこのMVのために体を作ってきた」とおっしゃっていたんですが、これは本当なんでしょうか?


あーりん うーん、そうですね……(苦笑)。基本的にスポーツは全滅で何もできないんですけど、だからこそ気持ちだけはちゃんと作っていきました(笑)。でも、こんなにスポーツで褒めてもらえたのって初めてなんです。本当にスポーツは何をやってもダメで、全部どんくさくて何もできないんですけど、初めてスポーツで褒めてもらえました。


三宅 本当にお上手でしたよ。


――東京オリンピックに向けて逸材を発見したという感じでしょうか?


三宅 もう少し早く出会えていれば……と思います(笑)。




「スポーツの一番の根源って“楽しむ”こと」

中学3年生までは「どちらかと言うと文化系だったかも」と三宅選手(左)
中学3年生までは「どちらかと言うと文化系だったかも」と三宅選手(左)【写真:坂本清】

――では、ここからお二人のスポーツの思い出などをお聞きしたいと思います。三宅選手がウエイトリフティングを始めたのはいつごろだったのでしょうか?


三宅 中学校3年生の夏からですね。それまでは本格的なスポーツはやったことがなくて、中学校2年生のときにソフトテニスを少しやっていました。でも、ちょっとゆるめの部活だったので、あまりストイックな練習をしていたわけではなかったんです。なので、ウエイトリフティングが唯一、真剣に続いているスポーツですね。


あーりん ウエイトリフティングは習い事だったんですか?


三宅 それこそシドニーオリンピックを見て感動したのがきっかけだったんです。その当時、何か人と違うことをやりたいなと思っていたのもあったんですが、母からはピアノをずっと習っていたので、母はピアノの道に進んでほしいという希望があったんです。でも私はその道じゃないと思っていて、何か違ったことをしたいと思っていたときにオリンピックを見て感動して、じゃあ私もウエイトリフティングをやってみたいと思い、人生が180度変わりました。


あーりん へぇ〜。三宅選手のママにはこないだのMV撮影のときにお会いしたんです。ママはピアノの先生だったんですね。(付き添いで来ていた三宅選手のお母さんを発見して)あ、ママ! ピアノの先生だったんだ!


三宅 そうなんですよ。ピアノの先生だったんです。


――ということは、三宅選手は中学校3年生までは文化系だった?


三宅 どちらかと言うと、そうですね。スポーツに対してはそんなにストイックではなかったですし、厳しさも知らないような甘っちょろい青春だったと思います。


あーりん スポーツはなんでもできるんですか?


三宅 そんなことはなくて、ウサギとカメだったら私はカメタイプ。本当にコツコツやらないとダメなタイプで、すぐにはできないんです。飲み込みが遅いので、ちょっとずつ時間をかけてやっていくタイプですね。あーりんさんはどっちのタイプですか?


あーりん 私はそうですね……“やってる風”ですね。それっぽい感じでしか……。


三宅 アハハハ(笑)。


あーりん ギターとかも弾いてる風というか、「顔で弾いてる」ってみんなに言われるんですよ(笑)。顔でごまかすことしかできないんです。


三宅 それも大事ですよ(笑)。なかなかできないですから。


あーりん それで顔でごまかすとか、体育の授業とかでも“やってる風”というか、バレないようにサボってるというか、本当になんにもできないんですよ。

ギターは“顔で弾く”というあーりん
ギターは“顔で弾く”というあーりん【写真:坂本清】

――でも、佐々木さんは苦手とおっしゃいながらも、スポーツ自体は嫌いだという感じがしません。先日のマラソン大会(ももクロがアンバサダーとしてランナーを応援した『夏の夕涼み10マイル マラソン2017』)でも、すごい全力で走っていました。


あーりん あー、あれですね(笑)。意欲だけはあるんですけど、思ったとおりに体が動かなくて、50m走も10秒とかかかるんです。


三宅 でも、50mを10秒って実際はどうなんですか? 私もちょっと平均的なタイムが分からないんですけど……。


あーりん 10秒はすっごい遅いです。


三宅 でも、いいんです! ももクロさんは歌って踊れてすごいじゃないですか。


あーりん ありがとうございます(笑)。でも球技も全然ダメですし、跳び箱も鉄棒もなんにもできないんですけど、でも体を動かすことはそんなに嫌いじゃないですね。


―― 一方でダンスに関しては、ほかのももクロのメンバーの皆さんが佐々木さんを手本にしているくらいのスキルです。ダンスの場合は思うとおりに体が動く?


あーりん そうですね、ダンスは3歳か4歳のころから習っていたので、物心つく前からと言ったら変ですけど、ダンスは割と日常にあったので、ダンスだけはできますね。


――三宅選手はダンスとかされますか?


三宅 やってみたいなとは思うんですけど、飲み込みが遅いほうなのかなと思うので……でも興味はありますね、やってみたいなって。


あーりん おっ!


三宅 ダンスって、きっと体幹をすごく使うじゃないですか。


あーりん そう!……みたいですね、私はあんまり気にしたことないかも(笑)。


三宅 (笑)。でも持久力も必要ですし。


あーりん 確かに体力はいります!


三宅 ですよね。歌いながら激しく踊るというのは有酸素運動にもなって健康にもいいと思いますし、楽しくできますよね。もちろん、本当にプロになるとその域を超えてしまうと思いますけど、ダンスはエクササイズにもいいと思うので、いつかやってみたいなと思いますね。


あーりん おっ! じゃあ、いっしょにやります?


三宅 ぜひ教えてください(笑)。





――『BLAST!』のサビの振り付けもいいですよね。


あーりん あれは体幹をすごく使うと思います。腕を回しながらジャンプしてるんですけど、やっぱり体の軸が大事なんだと感じるダンスですね、あれは本当に。ライブでファンの皆さんもいっしょに腕を回してくれたらいいなって思ってます。


――ここで三宅さんにお聞きしたいのですが、佐々木さんのようにスポーツに苦手意識があっても、スポーツや体を動かすことを楽しむ一番の方法があるとすれば、それはどういったことだと思いますか?


三宅 やっぱり人と比べずマイペースですることだと思います。人がいると気になっちゃって、比較してしまいがちになると思うんです。でも、スポーツの一番の根源って“楽しむ”ことだと思うので、自分が楽しみながらできることが大切かなと思います。できないことを恥ずかしいと思うのではなく、できなくてもいいと思うこと。誰でもできないことはたくさんありますから、ハードルを上げず、ちょっとした小さいノルマを作っていけば、自分の考え方や楽しみ方はそれぞれあると思うので、楽しくスポーツをやっていければいいのかなと思います。


あーりん なるほど。私もだいたいやってみると一発じゃ何もできないんですけど、でも、スポーツをしている自分はえらいなって自分を甘やかしながらやっているんです(笑)。それでもやっぱり、体育の授業とかでも全くやる気がないよりも、できなくても「あ〜、できない〜」って言ってる方が自分も楽しいし、周りも仲間に入れてくれるので、楽しみながらスポーツをしたり、ちょっとしたことで自分を褒めながら頑張ることって大事だなって思いました。


――佐々木さんはこれからチャレンジしてみたいスポーツはありますか?


あーりん 球技とかは全然ダメなんですけど、それこそ持久力はあるんじゃないかなと思うんです。短い距離を速く走るのはダメですけど、自分がどれくらい長く走れるかというのは試したことがないので。それこそこないだ、ももクロが主催のマラソン大会をやったんですよ。


三宅 えー! そうなんですか?


あーりん はい。ファンの方とかマラソン大会常連の方とかも参加してくださったりして、それを見ていて本当にみんなが気持ち良く汗をかいているというか、すごく清々しく走ってらっしゃって、気持ち良さそうだな、私も一緒に走ってみたいなって思いました。


――ランニングは全てのスポーツの基本とも言われていると思うのですが、三宅選手もマラソンにチャレンジしたいなと思うことはありますか?


三宅 マラソンと言うと、夜遅くても走ってらっしゃる方をお見かけすると「すごくモチベーション高いなぁ」と感心してしまいますね。人にはそれぞれ“遅筋”と“速筋”というものがあるんですが、私はどちらかと言うと“速筋”タイプなんですね。“遅筋”タイプではないので、マラソンをするとすぐに乳酸がたまってしまうので長い距離は走れないんですよ。


あーりん “遅筋”ってどういう意味なんですか?


三宅 “遅い筋肉”って書くんです。だから持久力に優れた筋肉のことで、反対に“速筋”は瞬発力が優れた筋肉のことで、人それぞれ分かれているんですね。


あーりん 遅い筋肉、なるほどぉー。


三宅 それでウエイトリフティングは瞬発力の競技なので、私に合っていると思うんです。でも、いつかはフルマラソンを気持ち良く走ってみたいなぁとも思っているんです。


あーりん うん、そうやって走っている人ってカッコいいですよね。


「私たちは5人の団体競技。個人競技の孤独さを感じました」

アイドルとアスリート――その共通点について三宅選手(左)とあーりんの答えは?
アイドルとアスリート――その共通点について三宅選手(左)とあーりんの答えは?【写真:坂本清】

――では、ここからはアイドルとアスリートに共通するところについてお話を聞かせてください。アイドルとアスリートは一見して別世界の人のように思えますが、実は考え方などで似ているところがあるのではないかと思うのです。今回、MVで共演して感じ取ったことなどはありますか?


三宅 たぶん、これはどの分野でも共通することで、目標に向けて計画を立てて、準備をして、実行していくというプロセスは似ていると思うんです。ももクロさんもライブをするために色んな準備をされていて、それこそ体力作りをしていったりとか、ファンの皆さんのための演出など、色々なことを考えてライブを作られていると思うのですが、私たちも1つの試合に出るために準備をして、体作りをして、徐々に徐々に仕上げていくので、そういったちょっとずつ積み重ねて作り上げていくところが共通しているのかなと思います。

 でも、初めてMVの舞台裏を拝見させていただいて、本当にカッコ良かったです! この1つのフレーズを撮影するのにこれだけの時間を費やして作っているんだと。ちょっとした表情であったりとか、監督さんが指示を出されていたり、求めているものを説明されていたりとか。それにももクロさんはオンとオフがすごくハッキリされていて、オンに入るとキリッと表情が変わるんです。ももクロさんのカッコ良さ、可愛さが全部出ていました。また新たな世界を見ることができて、私にはすごく刺激的でしたし、本当にすごい世界だなぁって思ったんです。もちろん厳しい世界でもありますし、プロのアイドルの舞台裏ってすごくカッコいいな、って思いましたね。


あーりん ありがとうございます(笑)。私もアイドルとアスリートさんって似てるなぁって思う部分もあれば、全く違うなぁって思うところもあるんですが、アスリートさんは試合に向けて頑張る、私たちはライブに向けて頑張るっていう、試合前やライブ前の気持ちだったり、そこに臨む思いとかはやっぱり似てるんじゃないかなと思いました。それは、私たちはマー君(ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手)とも仲良くさせていただいているんですけど、マー君の話を聞いているとちょっと似てるなぁと思ったりすることはよくあるんです。けど、やっぱり私たちは勝負じゃないので“勝ち負け”がないというのが全然違うなぁと思いますね。MVでも試合に向かうシーンを撮ったんですが、そこで私たちがライブに向かうときと最初は似ているのかなと思ったんですけど、そこに勝ち負けや、点数で出ちゃったりとか結果がハッキリとした形で出るというのは相当なプレッシャーなんだろうなって、すごく感じました。

 あとは、ウエイトリフティングは個人競技ですけど、私たちは5人の団体競技みたいな感じなので、その個人競技の孤独さというか、もちろんコーチがいたりとか、支えてくれる家族はいると思うんですけど、あのステージの前に一人で立ったときに「あ、一人ぼっちだ……」というのは、MVを撮影していてすごく感じました。


三宅 そうですね、やっぱりステージの手前までは1つのチームとして向かうんですけど、階段を上がってステージの上で一人で戦わなければいかないので、その孤独さに気づくということも大切ですし、それだけ普段の練習がしっかりできていないと本番では戦えない。なので、やっぱり普段の練習が全てなのかなと思いますね。


―― 一人で戦うことの厳しさを知ることができたということは、佐々木さんとしては8月に両国国技館で開催する2度目のソロコンサート(8月25日、26日『AYAKA NATION 2017』)に向けても大きな刺激になったのではないでしょうか?


あーりん はい、5人でライブをしていて間違えちゃったりとかすると、だいたい4人が「あ、やってやんの〜」とか笑ってくれたり、カバーしてくれたりとかするんですけど、ソロコンサートではそれがないというのは、間違えちゃったらどうしよう、失敗したらどうしようっていうパフォーマンスの部分でのドキドキ感もありますし、このライブが成功するかしないかは私にかかっているんだっていう思いで臨まなきゃいけないと、改めて感じましたね。

オリンピックメダリストの言葉に聞き入るあーりん(右)、ソロコンサートに向けても大きなヒントを得た様子だ
オリンピックメダリストの言葉に聞き入るあーりん(右)、ソロコンサートに向けても大きなヒントを得た様子だ【写真:坂本清】

――先ほどのお話の中で、自分を支えてくれるコーチというキーワードも出てきましたが、お二人の共通点の1つに“良き指導者”に恵まれているという部分もあるのかなと思います。まず、三宅選手のコーチはお父さんの義行さんです。


あーりん おー。


三宅 なるほど(笑)。確かにそれが全てだと思います。素晴らしいアスリートの方はたくさんいらっしゃいますが、たぶん、その方たちが持っているポテンシャルだけで行くには限界があると思うんですね。でも、そこに良き指導者に恵まれることによって、その選手の本質を引き出してもらえるというところがあるので、絶対にそこはお互いになくてはならないパートナー。1つのチームと言いますか、それによって導く方向や選択肢が変わってしまうと思うので、すごく大切な部分だと思います。


――佐々木さんも素晴らしい指導者に恵まれています。


あーりん え? 誰ですか? アハハハ(笑)。


――いや、それはもう川上プロデューサーです(笑)。


あーりん そうですね、やっぱり川上さんがああいう人だから、ももクロの5人の現場の雰囲気がいいと言っていただけたり、1つ1つの仕事にきちんと取り組んでいけば、その結果が例え小さなものでも、しっかり積み重ねていけば大きな結果につながるんだって、川上さんに教えてもらったことかなって思いますね。


――テレビなどで川上さんを拝見していると、とても面白い方という印象です。


あーりん いやぁ、ムカつくこともたくさんあるんですよ、ホントに。


三宅 私も父にそう思うことありますよ(笑)。本気でぶつかっていくこともあるんですけど、そこは赤の他人ではなくて肉親なので、肉親だからこそ言い過ぎちゃうこともあったりするんです。でも言い過ぎたことによって、親子だから和解できることもあるので、そこは他の選手とコーチという関係とはまた違う部分かもしれないですね。でも、言い過ぎちゃうことってありますよね。それで、ぶつかって、仲直りしてという感じでやってきました。


あーりん ウチでは年上の2人(高城れにさん、百田夏菜子さん)が言ってくれるので、私は「クソッ!」と思いながら拳を握りしめるだけです(笑)。私はあんまり川上さんと1対1で言い合ったりとかはしないですね、末っ子の特権です。全部、年上のお姉ちゃんに任せて、怒られるときも全部お姉ちゃんなので。


――いいポジションですね(笑)。


あーりん はい! ラッキーです(笑)。でも、それこそ5人で「今日の川上さん、ホントにうざくない?」とか「来た瞬間から機嫌悪いんだけど」とかそんな話をするときもあって、「でも、5人で頑張ろうね!」って5人の結束が固まるときもあるし、逆に……これはあんまりないですけど、5人がうまく行っていないときに川上さんが「しっかりやれよ」って気を引き締めてくれるときもありますし、やっぱりここまでやって来られているのも川上さんのおかげだなって思いますね。


三宅 今日は川上さんは来ていないんですか?


あーりん 帰った? ここには来ていないのか。いない方がやりやすいので。アハハハ(笑)。


三宅 でも、本当に面白い方ですよね。MV撮影のときにお会いさせていただいたんですけど、すごくムードメーカーと言いますか、川上さんがいるだけで場の空気が変わりますし、すごく雰囲気のある方で、とても楽しくて、すっごい面白い方でした。



「最後は気持ちで体を持たせる」

4年に1度という大きなプレッシャー、三宅選手はどう克服したのか
4年に1度という大きなプレッシャー、三宅選手はどう克服したのか【写真:坂本清】

――さて、ももクロの皆さんは夏の大一番のライブ(8月5日、6日『ももクロ夏のバカ騒ぎ2017-FIVE THE COLOR Road to 2020- 味の素スタジアム大会』)を目前に控え、一方、三宅選手は昨年の夏にリオデジャネイロオリンピックという大舞台を戦いました。大きな大会に挑むにあたり、何か特別なトレーニングでしたり、メンタル面で気をつけていることといえば、どのようなことがあるのでしょうか?


三宅 大きな試合が近づくほど、また闘志がわいてくると言いますか……もちろん試合に大きい・小さいはないんですけど、でも4年に1度のオリンピックだけは絶対にピークを外せないというプレッシャーはありましたね。


あーりん うわぁ〜、怖すぎる〜。


三宅 4年後がダメだったら次は8年後。そうすると4歳、8歳と老いていきますので、そこは大きな要素ですよね。なので、失敗は許されないです。いつもよりもピリッとすると言いますか、より正確に計画を立てていきますね。だいたい試合の3カ月前から計画を立てていくんですが、3カ月前から50%、次は70%、次の3カ月目は100%と、どんどん重たいバーベルに挑戦できる体作りに持っていくんです。ですから、どういうトレーニングをしていけばいいのかというのは、そのときの自分の体のコンディションによって合わせていかないといけないので、良いときのトレーニングをしてもそのときの自分に合わなかったりすることもあるんです。体は日々変化し続けているので、そういったところを気をつけながら、モチベーションをどう持っていくかとか、しっかり考えながらやっていくことが大事だなと思いますね。あーりんさんはどうですか?


あーりん 私はあんまり体力作りとかはしないんですけど、でもライブに向けて、例えばサウナスーツを着てリハーサルをしたりとか、マスクをしてリハーサルをすると息がすごくつらくなるので、本番はそれに比べると楽だったりとか。そういう体力的なこともそうですし、あとは一応アイドルなので、髪の毛をライブに向けてちょっと切ろうかなぁとか、ちょっとニキビができたから早く治そうとか(笑)、そういうのも気にしたりしています。

三宅選手(左)もあーりんも大一番を前にケガをしてしまった過去を持つ……最後に2人を支えたのは“気持ち”だった
三宅選手(左)もあーりんも大一番を前にケガをしてしまった過去を持つ……最後に2人を支えたのは“気持ち”だった【写真:坂本清】

――今のお二人の話を聞いて、佐々木さんもビックリされていましたけど、やっぱり4年に1度のその日に合わせていくというのは、普通の人では想像もつかない大変さですね。


あーりん 絶対無理〜。


三宅 4年に1回のことなので、それを逃しちゃうとまた次の4年って長いですからね。それに、次の4年後に自分が出られるという保障もないですから。なので、目の前にあるチャンスをつかまないと次がないですし、4年に1度の祭典でアスリートが行きたい最高の場所がオリンピック。だからこそ全てのアスリートが頂点を目指していく場所なんですよね。また、オリンピックが近づくと、徐々に雰囲気も盛り上がってくるじゃないですか、オリンピックムードになるというか。そのムードに自分の気持ちもすくい上げてもらいながらという感じですね。


――特に三宅選手はリオデジャネイロオリンピックの試合本番直前に腰を負傷されて、決して万全ではなかったと思います。佐々木さんも3年ほど前でしょうか、大きなライブの前に足を負傷されて……


あーりん はい、左足を骨折しました。


――そういう大一番の前に体を痛めてしまったときの気の持ちよう、モチベーションの保ち方というのを、改めて当時を振り返って教えていただけますか?


三宅 やっぱり、ケガをしたというのは理由にはならないですし、これでオリンピックを諦めるという選択肢はなかったですね。やっぱり4年に1回のことですから絶対に諦められない。なので、今の自分の現状を理解して、悪化させないようにしっかりとケアをして、1日の中でできることを一生懸命トレーニングして、試合に備えるというふうに体を整えていました。あとはもう“気持ち”ですよね。最後は気持ちで体を持たせる。もちろん、プロのケアのトレーナーにお願いして、体をケアしてもらって何とかオリンピックまで体を持たせてもらうという形でサポートしていただけたのが一番大きかったですね。


――佐々木さんは今の三宅選手の話を聞いて、目前に迫った夏のライブに向けてまた1つ気合いが入ったのではないでしょうか?


あーりん そうですね。野外ライブなので熱中症に気をつけなきゃいけないし、2デイズライブなので1日目で倒れちゃうわけにはいかないですよね。片方の1日しかライブに来れないお客さんもたくさんいらっしゃると思うので、どっちの方が良いパフォーマンスだったとか差をつけるわけにはいかない。だから、どっちも万全の状態でできるようにしなきゃなって、すごく思います。それに私たちも“気持ち”の部分って大きくて、リハーサルでちょっと声の調子が悪いなって思うときの方が本番ですごい声が伸びたりとか、これは良くないことなんですけど5人のうち誰かがお休みしたとき、4人の結束がすごかったりするので、そういうちょっとダメなことがあったり、万全な状態じゃなくても、それをポジティブに、そこをバネにする力が大事なんだなって思います。

「東京でオリンピックをやって良かったな」って思える大会に

三宅選手(左)とあーりん、2020年東京オリンピックへ向けてさらなる活躍を誓い合った
三宅選手(左)とあーりん、2020年東京オリンピックへ向けてさらなる活躍を誓い合った【写真:坂本清】

――それでは最後の質問に入りたいと思います。3年後の2020年にはスポーツのビッグイベント、東京オリンピックが開催されます。お二人の東京オリンピックへの思いやメッセージをいただければと思います。


三宅 はい、では、私からでいいですか?


あーりん いえ、あの、三宅選手の大事なコメントは後に取って置いた方がいいと思いますし、私たちは競技じゃないので……(笑)。でも、開会式で歌ってみたいというのは全アーティストの意識する部分だと思うんですけど、私たちは以前の国立競技場でライブをさせていただいたことがあって、そのときにはもう改修されてしまうというのは決まっていたので、そのときにやっぱり「もう1度、このステージに立ちたい!」って思ったのは5人とも同じ気持ちだと思います。なので、また新しい国立競技場に立てるように、3年間まだまだ頑張っていかなきゃなって思います。


三宅 私も、絶対にという保障はないんですけど、東京オリンピックを視野に入れながら頑張っていきたいと思います。それに、東京オリンピックって見たことがないので、今から「どんなオリンピックになるんだろう?」って思っているんですが、生きているうちにそれを見ることができるというのはすごいことだなって思いますよね。きっと日本らしいオリンピックになると思っていて、それを見たいという気持ちと、出たいという気持ちと両方あるんですが、やっぱり選手のものだけではなく、みんなが「東京でオリンピックをやって良かったな」って思えるオリンピックになってほしいですね。

 あと、音楽って世界共通なので、つらいときとか、悲しくなったときに音楽を聴くことによって「頑張ろう!」って思えるのが、私にとってすごく支えになっているんです。練習のときも曲を流しているんですけど、これからも、ももクロさんの曲を聴きながら、MV撮影や今日のことを思い出しながら頑張っていきたいなと思います。


あーりん ライブも良かったら遊びに来てくださいね。


三宅 ありがとうございます(笑)。


――もし話し足りないことや、お互いにこれを聞きたいということがあれば。


三宅 1つだけいいですか?


あーりん はい!


三宅 2日間ライブをするじゃないですか。1日出し切ったあとはすごく体力も消耗すると思うんですが、1日目のあとはどう過ごされているんですか?


あーりん 1日目が終わったあとは、もう次の日のことで頭がいっぱいですね。セットリストが変わって今日歌った曲でも明日は歌わない曲とかあるので、とりあえず1日目のことは全部忘れて……。


三宅 えー!


あーりん それで2日目モードに切り替えますね。2日目が終わって、やっとホッとするんです。ずっと気が休まないようにと言うほど張り詰めているわけではないんですけど、2日間通して気持ちが持つようにしたいなと思っているんです。


三宅 2日間って同じことをやっていくのかなと思っていたんですけど、違うんですね。


あーりん そうですね。ざっくりとした内容は同じだったりするんですけど、2日間で衣装が違う場合もありますし、やっぱり来てくれるお客さんが違うと全く同じセットリストだとしても雰囲気が結構変わってくるんですよね。なので、1日目が終わって脱力しちゃうことはあんまりないかなぁ。だから、2日目の方が「終わったー!」って、「全て出し切ったなー」って思いますね。


三宅 その中で、毎回来ていただいているファンの方もいますか?


あーりん います、います。


三宅 顔も覚えているんですね。すごい!


あーりん それは小さいライブ会場でも大きいライブ会場でもいつも来ていただいているファンの方だったりとか、いつもブログにコメントしてくれる方だったりとか、昔から来てくれている方だったりとか。あとは、女の子のファンの方だと、私たちと同じ衣装を作ってコスプレで来てくれる方を見つけると「めっちゃ可愛いなぁ」ってすごく目に付きます。


三宅 じゃあ、ファンの方の顔や服装も見えているんですね。


あーりん はい! 特に野外ライブだと良く見えるんですよ。


――それではこの話の流れで、8月5日、6日の夏のライブは「ももクロとスポーツの融合」がテーマの1つだと思うのですが、スポーツナビ読者に向けて見どころを教えてください。


あーりん 今、絶賛リハーサル中なんですけど、歌もスポーツもどっちも盛りだくさんで、本当にこれは2時間とかで収まるのかっていうボリュームがあるんです。なので、ももクロが好きで来てくれる方はもちろんももクロも楽しめますし、スポーツも好きになってもらえるんじゃないかなと思います。逆にももクロのライブは行ったことがないけどスポーツが好きって方も楽しんでいただけるくらい、どっちも楽しめるライブになっているんじゃないかなと思います。


――はい、すごく楽しみにしています。三宅選手、佐々木さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。


三宅&あーりん ありがとうございました。


(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)






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私「私って斜視なの~?」親「実は…」→遺書は書いたし、遺影を成人式の前に撮ったら逝くわw
親が介護生活で、夫とは新婚早々別居してる。夫「デートしたい。会いたい。僕のこと本当に愛してるのか」私「今はそんな余裕ない…」
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引用元: http://fate.2ch.sc/test/read.cgi/momoclo/1498399267/


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